2011年、原水禁大会、声明申し入れ、被爆66周年原水禁世界大会
ナガサキからの平和アピール/核兵器廃絶2011平和ナガサキ大会
2011年08月07日
一瞬にして、7万4千人余が息縫え、7万5千人余が傷ついた、原子爆弾が長崎に投下され今年で66年を迎える。かろうじて生き残った人々も、今もなお放射線障害に苦しんでいる。今日、核兵器は未だに世界に約2万1千発も存在し、人類は、核兵器の脅威にさらされ続けている。
また、今年3月に発生した、東日本大震災の地震と津波により、福島第一原子力発電所において、爆発および放射性物質の漏えいが発生した。福島の原子力発電所の事故については、一日も早い収束と、徹底した事故原因の究明の中で、国民の信頼回復につとめていかなければならない。
昨年のNPT再検討会議で、核軍縮、不拡散につながる具体的行動計画を盛り込んだ「核兵器なき世界」に向けた最終文書を全会一致で採択された。
今後、核兵器保有国が、採択された行動計画を着実に実施するよう、運動を展開していく必要がある。
日本政府は被爆国として、国是である非核三原則を堅持し、「包括的核実験禁止条約(CTBT)」の早期発効や「兵器用核分裂物質生産禁止条約(FMCT)」(カットオフ条約)の交渉開始、平和市長会議が提唱す「2020ビジョン」の実現など核兵器廃絶の具体的進展に向けた積極的な役割を果たすべきである。
私たち3団体は、これからも国際労働組合総連合(ITUC)や「平和市長会議」、多くのNGOとも連携・連帯し、核兵器廃絶と世界の恒久平和実現に向けて、国内外世論の喚起に取り組んでいく。また、これまで要求してきた原爆症認定、在外被爆者、被爆2世・3世や被爆体験者などの被爆者施策の充実を強く求めていく。
「ノーモア・ナガサキ!」「ノーモア・ヒロシマ!」「ノーモア・ヒバクシャ!」
2011年8月7日
核兵器廃絶2011平和ナガサキ大会