2012年7月

「放射線副読本」の撤回を求める署名のご紹介

2012年07月20日

  文部科学省が2011年10月に公表した「放射線副読本」について、福島原発事故と放射線被曝の人体への影響についてほとんど触れない内容であり、これまで多くの人々からその問題性が指摘されてきました。この間、福井における原発反対運動を支援する市民団体「若狭連帯行動ネットワーク」を中心に、「放射線副読本を撤回し回収すること」「原子力・エネルギー教育支援事業交付金を廃止すること」「子どもたちの学校と生活圏での被バクを減らし、健康と学習権を守る対策を講じること」の3点を求める署名が提起されています。 積極的なお取り組みをよろしくお願いいたします。

1.名称  「放射線副読本」の撤回を求める署名
2.呼びかけ  若狭連帯行動ネットワーク ほか →ホームページに署名用紙があります。
3.集約先  〒583-0007 藤井寺市林5-8-20-401 久保様方 若狭ネット
         TEL:072-939-5660 
4.締め切り  2012年9月30日(日)

 

原子力規制委員会・委員長に田中俊一日本原子力研究所副理事長。

2012年07月20日

政府が原子力規制委員会・委員長に原子力委員会委員長代理、元原子力学会会長の田中俊一日本原子力研究所副理事長、委員に中村佳代子・日本アイソトープ教会主査、更田豊志・日本原子力研究開発機構副部門長、大島健三・元国会事故調委員、島崎邦彦・地震予知連絡会会長を内定。田中俊一、中村佳代子、更田豊志の3人はいわゆる「原子力ムラ」の出身。

原子力安全・保安院が7月5日で運転開始から40年目となる美浜2号機の保全策を認可。

2012年07月19日

関西電力大飯原発4号機が再稼働。

2012年07月18日

インドのニューデリー郊外のスズキ工場で暴動発生。100人負傷。

2012年07月18日

原子力安全・保安院が大飯原発と志賀原発の敷地内の断層の再調査を指示。

2012年07月18日

政府がエネルギー意見聴取会に電力社員の意見表明を認めない方針示す。

2012年07月17日

ビデオ報告 7.16「さようなら原発10万人集会」

2012年07月16日

7月16日に東京・代々木公園で開かれた「さようなら原発10万人集会」に、全国から17万人が参加した。集会のメインステージでの呼びかけ人などのスピーチやパレード行進の様子をまとめました(約9分50秒)

速報 17万人が参加「さようなら原発集会」おこなわれる 

2012年07月16日


07016参加者.JPG

脱原発運動では、日本でこれまで最大の17万人が参加して「さようなら原発集会」が7月16日、東京・代々木公園で開かれました。猛暑にも関わらず、会場には家族連れや団体、グループ、個人で、北海道から九州、沖縄、そして海外からの参加者が、朝早くから続々と集まりました。

 11時過ぎには早くも会場が参加者で埋め尽くされ、12時過ぎからメインの第1ステージは小室等さんなどによるオープニングライブからスタート。続いて集会が開かれ、まず7人の呼びかけ人からあいさつがありました。ルポライターの鎌田慧さんは、政府が今行っている2030年のエネルギー政策のあり方の検討について「絶対に原発ゼロにさせなければならない。そのためにどんどん意見を言っていこう」と呼びかけました。
 音楽家の坂本龍一さん(写真下)は「たかが電気のために、なぜ命を危険にさらさなければならないのか。お金よりも命が大事だ」と訴えました。経済評論家の内橋克人さんは、一部で起きている脱原発運動への中傷などを批判し「合意なき国策の上に、日本中に原発が作られてきたことに、はっきりと“さようなら”の声をあげよう」と語りました。

ビデオ報告はこちら


 坂本さんステージ (2).JPG

 作家の大江健三郎さん(写真下)は、昨年来の1千万人署名などの原発反対運動の高まりのなか「この運動は勝つと確信した。しかし、大飯の原発再稼働を許してしまった。これは私たちが侮辱されているということだ。しっかりやり抜こう」と強調しました。また、作家の落合恵子さんも「原発はいりません。再稼働もいりません」と、再稼動を容認した野田首相を厳しく批判しました。
 澤地久枝さんは、集会に子どもたちも多く参加していることをあげ、「この未来に続いていく命のために、私たちが今できることをやろう」と訴えました。東京での「さようなら原発集会」に初めて参加した作家の瀬戸内寂聴さんは「これまでも日本で政府に文句を言う自由が奪われた時代があった。人間が生きるということは、自分以外の人の幸せのために生きていくことだ。悪いことはやめさせるよう政府に言い続けよう」と、90歳とは思えない元気な声で呼びかけました。賛同人から、原発問題の講演・著作も多い評論家の広瀬隆さんが「政府の言う電力不足は全くのウソだ。大飯原発は巨大地震に見舞われる危険な地帯にある。国民に一時的な負担があっても、まず原発を止めよう」と具体的に提起しました。再稼動された大飯原発のある福井から中嶌哲演さん(福井県小浜市の明通寺の住職)が参加し「大飯原発再稼働は死刑判決を受けたようなものだ。住民を無視した巨大な利権構造がある。第2のフクシマにしてはならない」と訴えました。
 集会の最後に、昨年の9月19日の明治公園での6万人集会のスピーチでも感動を呼んだ武藤類子さん(ハイロ(廃炉)アクション福島原発40年実行委員会)が立ち、「1年余にわたって、1人ひとりが考え、様々なことをやり遂げてきた」ことを讃えようと呼びかけながら、「絶望こそ希望だ、という言葉もある。声なき声をともにあげ、分断されることなく、ともに歩んでいこう」と力強く訴えました。 

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 この他にも、3つのステージが設けられ、それぞれ関係者や全国、そして韓国からの参加者も含めてのトークや、ライブが行われました。
 集会と併行しながら、パレード行進が3つのコースに分かれて行われました(写真下)。参加者は思い思いにプラカードや横断幕、うちわなどを掲げて、「原発反対!」「再稼動を許すな!」などとアピールしながら、元気よく行進しました。 

 

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※以上の写真は事務局

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以上、写真:今井明
→写真報告(さようなら原発1000万人アクション)

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