インドのクダンクラム原発反対の漁民に、政府が「治安妨害罪」による大弾圧。警官の発砲で1人死亡、多数逮捕。抗議活動周辺地域、他州にも広がる。
2012年09月10日
2012年09月09日
9月9日、鹿児島県薩摩川内市内の向田公園において、「再稼動阻止! エネルギー政策転換! さようなら原発! 九州集会」が開かれました。集会には九州一円から1000名の参加者が集まり、鹿児島の川内原発1・2号機の再稼働反対や3号機の増設中止、さらに佐賀の玄海原発の再稼動反対の声をあげました。
集会では命や暮らしを守るために脱原発が必要と訴え、エネルギー政策の転換を強く訴えました。福島現地からの報告では、現在も16万人もの避難者がおり、被害が深刻化している状況とともに生活も仕事に展望を見いだし得ない状況が報告されました。
さらに、同日沖縄でオスプレイ配備反対の県民集会が開かれており、その沖縄から現地報告がなされました。原発も米軍基地も「合意なき国策」として強力に推し進められ、その下で住民が犠牲を強いられる構造は、福島原発事故以降も変わっていません。あらためて脱原発、脱基地の取り組みの強化が求められています。
集会終了後、「川内原発の再稼働反対」や「増設中止」、「原発なくても電気は足りてる」、「原発止めても仕事はあるぞ」と訴えて市内を行進をしました。
なお、当日川内原発のPR館に立ち寄ってみましたが、福島原発事故の反省もないまま堂々と地震や津波に対して十分対策をとってある(それはどのようなものかわかりませんが)との文言が並べてありました。真摯な反省もなく厚顔にも「安全神話」を振りまくことだけは変わっていませんでした。少しは福島原発事故の現状(被害)を報じることが信頼回復の第一歩だと思うのですが、やらせメールなど住民を馬鹿にしてきた九州電力ではムリな話なのかも。
2012年09月09日
さようなら原発! 九州集会 アピール
世界を震撼させた3.11福島原発事故はいまだ終息せず、進行中です。福島原発から放たれた放射能は、空を、水を、土を、人体を、そしてすべての生き物を汚しながら広がり、人々の生活と生態系を脅かし続けています。福島をはじめ多くの地で、放射能の不安に脅える日々が今も続いています。子どもたちの未来に大きな不安をもたらしています。
今、日本は、脱原発への道を進むか否かの分かれ道に立っています。800万もの「さようなら原発」署名に込められた思い、毎週積み重ねられている首相官邸前や全国各地のデモ、7.16さようなら原発17万人集会、パブリックコメントでの圧倒的な「原発ゼロシナリオ」など、脱原発を求める声は全国各地で大きなうねりをつくりだしています。にもかかわらず政府は、安全性の検証や対策を先送りにしたまま、原発の再稼動を急いでいます。九州電力は原発を動かさないと「計画停電」だ、と不安を煽りました。
ここ、薩摩川内市の川内原発は28年、佐賀の玄海原発は37年も経っています。福島原発事故を眼のあたりにしながら、九州電力は世界最大級の川内原発増設計画断念を表明していません。愛媛には伊方原発、島根には島根原発があります。原発で大事故が起きたら、九州は、いや日本は壊滅してしまいます。「核と人類は共存できない」ことを改めて確認します。
本日、沖縄では「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」がおこなわれました。日米軍事一体化によるオスプレイ配備が迫っています。全国の空が低空飛行訓練の危険にさらされています。福島の人々も沖縄の人々も国策によって故郷を追われました。いのちと暮らしを奪う、米軍基地もオスプレイも、そして原発も、わたしたちはいりません。
原発は、何万年、何十万年も管理が必要な大量の放射性廃棄物を生み出し、核兵器保有にもつながります。この夏の猛暑も原発なしでのりきりました。原発が動かなくても、電気は足りたのです。この地球上の全てのいのちが、これ以上放射能で汚されず、生まれてくる子どもたちが次の世代、また次の世代へといのちを繋いでいけるように、平和で、持続可能な未来を築くため、本日、わたしたちは二つのことを誓います。
1 原発の新・増設を中止させるとともに、原発再稼働を阻止し、全ての原発を直ちに、計画的に廃炉にします。
2 再生可能な自然エネルギー中心の社会へ転換させ、社会全体の省エネを推進します。
2012年9月9日
再稼働阻止!エネルギー政策転換!さようなら原発九州集会