鹿児島県護憲平和フォーラム情報 第28号(2013年8月29日発行)のご紹介
2013年08月29日
鹿児島県護憲平和フォーラム情報 第28号(PDF)
2013年08月28日
福島原発事故の収束に全力をあげろ!
破たんした核燃料サイクルや再稼働にしがみついている場合ではない
もう東電の対応だけではムリな福島原発事故
2011年3月11日の東京電力・福島第一原発事故から2年半近くたった今でも、事故の収束の展望が立たない中で、国際評価尺度でさえレベル3となる汚染水貯蔵タンクから高濃度の汚染水が約300トンも海に流出した事故が発生しました。さらに最初に確認されたタンクの地点とは反対側からも高い放射線量が計測されるなど、東電側も言うように「汚染が拡大している可能性が高い」という状況にまできています。その上、汚染水の問題では、絶えず山側から流れて来る地下水が汚染され、海に流出している問題も未解決なままです。
事故の「収束宣言」をしても、いまだ被害が深刻化しているのが現状で、様々なトラブルに対して東電の対応は後手に回っています。誰の目にも、東電にまかせておいては、もうどうにもならない事態になっていることは明らかで、マスコミの論調でも政府がもっと前面に出ることが必要というものになっています。
その肝心の安倍政権は、この事態に有効な手立てを示すことなく、ただ闇雲に原発の再稼働に前のめりになり、実現の可能性のない核燃料サイクル路線を維持しようとやっきになっています。
一方、同じ政権与党の中でも現在の原子力推進政策に疑問を投げかけている議員や元議員もいます。小泉純一郎元首相は「原発ゼロ」は首相の決断さえあればできると言い放ち、「そもそも(使用済み核燃料の)捨て場所がない。原発はゼロしかない」と述べています。自民党の河野太郎衆議院議員は、再処理工場の建設に反対の立場を以前から明確にしています。
現実をしっかり見れば、原子力政策の行き詰まりは明らかで、与党が完全に原子力積極推進かといえば、そうでもないことは様々な場面で出てきています。現在、各種世論調査でも脱原発を望む声はいまだ60~70%とあり、原発積極推進の政権と世論との間にねじれがあります。
福島原発事故は、今後も様々なトラブルに見舞われるでしょう。タンク一つとっても耐用年数が5年といわれる急造施設ですが、その5年後はどのように対応していくかという方針さえ出されていません。泥縄的に進められる対応ではもう追いつかない状況にきています。福島原発事故は、国内にとどまらず国際的にも大きな問題となっています。放射能の海洋流失は国際問題ともなっており、今後も長く事故の問題は尾を引いていきます。
いま福島原発事故の収束が最優先されるべきで、原発の再稼働や六ヶ所再処理工場の建設などの破たんしている核燃料サイクル路線を進めることではなく、人・モノ・金、そして知恵など、あらゆる資源を政府や電力会社全体で、全力を上げて投入し、事態の収拾にかかるべきです。このことは日本の将来に関わる重要なことです。自公政権は、特にこれまで原子力政策を大々的に進め、今回の事故にも大きな責任があり、その後始末にも重い責任があるはずです。
存在問われる六ヶ所再処理工場
東電まかせでは追いつけない福島原発事故の収束作業は、当然、東電そのものあり方も問われています。東電をめぐる経営状況が悪化している中で、原発再稼働への展望はまったく見えないにもかかわらず、未だ原発推進を放棄していないことは問題です。それは六ヶ所再処理工場にも波及しています。地元も廃炉を求めている福島第二原発への対応が問われて、さらに新潟県の泉田裕彦知事も再稼働に否定的な、柏崎刈羽原発も同じです。
六ヶ所再処理工場は民間施設として建設されています。その再処理工場の費用の約4割とも言われる資金は東電が負担していると言われています。今後、東電の経営が厳しくなれば、これまでと同じように資金を出せるのか疑問です。大きなトラブルでも起きれば、そこへの臨時の資金投入などさらに困難になるのではないでしょうか。
六ヶ所再処理工場は、7月31日に「工場の竣工(完成)を延ばさざるを得ない」と発表しました。今年10月に完成予定としていましたが、これで延期は20回目となります。今年12月に、原子力規制委員会が新規制基準を策定し、再処理工場の適合を確認し、その後、国により使用前検査が行われることになっています。そのため、さらに1年近くは延びることになりそうですが、いまだ完工時期さえ明確にならない状況にあります。
延期を繰り返す間、原子力をめぐる状況は大きく変化しました。3.11以降は特に核燃料サイクルをめぐる状況が一段と混迷を深めています。再処理で取り出されるプルトニウムの使い道は、高速増殖炉開発が頓挫している中で、MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料として各原発でのプルサーマル計画として使う予定になっています。さらに青森県大間町に建設予定のフルMOXの大間原発での使用に大きな期待がかかっていました。
しかし各原発でのプルサーマル計画は、これまでの計画では、2015年までに16~18基の原発で実施することになっていますが、いまや原発の再稼働そのものや、たとえ再稼働しても原発でプルサーマルを進めるかどうかも明らかでありません。数基の原発で実施しても、それで六ヶ所再処理工場がまともに動くことはできません。さらに「期待」の大間原発は、規制委員会の田中俊一委員長からもフルMOXは世界に前例がないとして、3分の1のMOX利用となるようで、ここでのプルトニウム利用も限定的となります。そもそも大間原発がスムーズに建設されるどうかもまだこれからです。再処理の存在意義が問われています。
核燃料サイクル路線はますます混迷を深めています。安倍政権が12月に発表しようとする新たな原子力政策で、いくら計画を文章化しても現実がそれを次々壊して行くはずです。原子力政策の破たんは明らかであり、まさに小泉元首相の言う「決断」が求められています。しかし、現在の再稼働への前のめりの姿勢では、とてもムリな注文か……。
2013年08月09日
7月28日の福島大会を皮切りに開催されてきた「被爆68周年原水爆禁止世界大会」は、8月9日、長崎大会の閉会総会で大会宣言を採択して終了しました。
全国から2000人が参加し、主催者あいさつで川野浩一・大会実行委員長(原水禁議長)は、「衆院・参院選挙で自民党の勝利を許し、原発再稼働、憲法改悪などが迫ってきている。アジア諸国からは日本の核武装が懸念されている。大会で東北アジアの非核地帯化が重要なことが確認された。68年前の原爆で長崎では15万人が亡くなった。被爆者は高齢化している。被爆者の思いを次世代に受け継ぐことが大切になっている」と訴えました。
九州各県を回った原水禁・非核平和行進のタスキが、被爆地の長崎から、来年の5.15平和行進を行う沖縄に引き継がれた後、沖縄の訴えを山城博治・沖縄平和運動センター事務局長が行い「沖縄では全市町村の反対を押し切ってオスプレイの強行配備が行われ、辺野古の新基地建設、高江のヘリパット建設が続いている。この暴挙を許してはならない。11月に沖縄で護憲大会が開かれる。またそこで議論と行動をおこそう」と訴えました。
鹿児島の川内原発の再稼働反対の報告を、川内原発増設反対共闘会議の荒川譲議長(鹿児島県護憲平和フォーラム代表)が行い、「九州電力は先月、原発の再稼働を申請したが、内容は不備だらけだ。しかし、県知事や薩摩川内市長はこれを受け入れようとしている。経済界の圧力があるからだ。目先の経済よりも命が大切だ。全国に仲間と闘う」と強い決意を述べました。
高校生のアピールでは、今年で16回目になる国連への平和大使に選ばれた12都道県の20人が抱負を語りました。被災地の福島や岩手からも選出され、原発問題や復旧・復興についても、ジュネーブの国連欧州本部で伝える事にしています。また、高校生1万人署名活動実行委員会も全国に拡がり、「13年目の今年、累計で署名が100万人を越えることが出来た。これからも広げていきたい」と思いをアピールしました。
海外ゲストを代表して、アメリカのピースアクションのピーター・デッキーさんが「アメリカを代表する平和団体として、毎年、この大会に参加している。アメリカは核兵器を永遠に持ち続けようとしている。この軍国主義中毒と闘い、公正で平和な未来を作るグローバルな運動をともに進めよう」と呼びかけました。
大会のまとめを藤本泰成・大会事務局長が行い「福島の地域社会を原発は破壊した。原爆も原発も国策で引き起こされたものであり、その課題は繋がっている。ジョン・レノンの『イマジン』のように、想像力を持って、新しい社会を作り出していこう」と強調しました。
最後に大会宣言が提案され、「人類は生きねばなりません。ノーモア ヒロシマ!ノーモア ナガサキ!ノーモア フクシマ!ノーモア ヒバクシャ!ノーモア ウォー!」と確認されました。閉会あいさつで小西清一・大会副実行委員長が「福島、広島、長崎の大会を通じて1万人以上の参加があった。人々の安全を脅かそうとしている安倍政権の暴挙を食い止め、また1年間しっかり運動を積み重ねよう」と呼びかけて終了しました。
閉会後、参加者は爆心地公園までの非核平和行進を行い、「核も戦争もない平和な21世紀に!」などとアピールしました。爆心地公園では、川野実行委員長が代表して、中心碑に献花を行った後、原爆投下時刻の11時2分に全員で黙とうを行い、全日程を終えました。
「大会宣言」はこちら
2013年08月09日
被爆68周年原水爆禁止世界大会 大会宣言
嘆き・悲しみ・苦しむ人々、呆然と空間を漂う瞳、なすすべもない怒り、そこには、キノコ雲も、原爆ドームも、廃墟と化した町並みも、何もない。ただ、さまよい、傷つき、亡くなっていく人らしき人の群れ。丸木位里・俊さんの「原爆の図」です。
非人道的兵器・原子爆弾による惨劇は、言葉で表すことができないほど人間の尊厳を奪い尽くした世界なのです。ヒバクシャは、生涯にわたって肉体的に、精神的に、社会的に塗炭の苦しみを強いられています。そして、その苦悩と不安は、次世代へとつながっています。
「ピカも、人が落とさにゃ、落ちん」という、位里さんの母親の言葉。人間の尊厳の基本にある「命」、そして人間の手で奪われる「命」。人間が繰り返してきた愚行。私たちは、ヒロシマ・ナガサキの実相を伝え、その風化を決して許してはなりません。「一人ひとりの『命』に寄り添う社会」を求め続けてきた私たちは、すべてのヒバクシャの願いと想いを受け止めて、新しい世界の創造に邁進します。
2011年3月11日、東京電力・福島第一原発事故は、15万人とも言われる多くの人々の故郷を奪い、避難生活を強いています。2年5ヶ月を経過してもなお、放射能がこれまでの生活を拒み、明日の展望を見いだせずにいます。事故は、過去のものではありません。現在も進行中であり、新たな不安を生み出しています。原発事故は、健康を奪い、生活を奪い、地域の文化と歴史を奪い、家族と多くの人のつながりを奪いました。また事故の収束に携わる労働者の被曝も深刻です。私たちは、原発事故被災者と被曝労働者の健康と命と生活を守るよう、政府に強く求めます。
ヒロシマ・ナガサキの実相とフクシマの実相は、多くの部分で重なり、多くの部分で異なるものです。しかし、それは「命」の尊厳を奪う人間の愚かな行為の結果であり、国策がもたらしたということで根本でつながるものです。国の責任を明らかにし、国の手による補償を確固としたものにする努力を続けます。
安倍政権は、今、数の力でもって、集団的自衛権の行使を容認し、憲法を全面的に改悪し、国民の権利を奪い戦争への道を歩もうとしています。第二次大戦後の覇権を握ろうとして原爆を投下した米国に追随して、再び戦争国家の道を歩もうとしているのです。戦争のための米軍基地が集中する沖縄で、今大会期間中の8月5日に軍用ヘリコプターの墜落事故が起こりました。沖縄での「命」の軽視は、米国が、日本が、戦争国家であることを象徴するものです。私たちは「戦争国家」を絶対に許しません。
安心して暮らせる福島を取り戻し、子どもたちに核のない未来を贈りましょう。再稼働を許さず、再処理を止め、脱原発社会をめざしましょう。持続可能なエネルギー社会をつくりましょう。平和憲法を守りましょう。非核三原則の法制化と東北アジア非核地帯の実現をめざしましょう。オスプレイの配備撤回、米軍基地の撤去を実現しましょう。核兵器禁止条約をつくりましょう。すべてのヒバクシャの権利を拡大しましょう。
「人類は生きねばなりません」
ノーモア ヒロシマ! ノーモア ナガサキ! ノーモア フクシマ! ノーモア ヒバクシャ!ノーモア ウォー!
2013年8月9日
被爆68周年原水爆禁止世界大会
2013年08月09日
8月9日に開かれた「被爆68周年原水禁世界大会・長崎大会」の3日目の閉会総会で「大会宣言」が採択され、非核平和行進が行われました。原爆中心碑を囲んで、原爆投下時刻に黙とうを行い、原水禁世界大会の全日程を終えました。その模様をビデオにまとめました。(9分)
2013年08月08日
8月8日に長崎市内で開かれた「被爆68周年原水禁世界大会・長崎大会」の2日目の分科会やフィールドワークなどの様子をビデオにまとめました(7分22秒)。
2013年08月08日
はじめに、全国被爆二世協の前会長と事務局長から「被爆二世運動の現状について」報告があり、「毎年原爆ドーム前で署名活動を行っているが、今年は集まる人が少なくなっており、私たちの訴えと反する活動も強くなってきている。また、被爆者の高齢化と相まって、改めて2世・3世の活動強化が求められているのではないか」という事が言われました。
次に、二世協活動の課題として、1つ目に『被爆体験をどう継承していくのか』、2つ目に『被爆二世自身の健康不安とどう向き合っていくのか』、3つ目には『被爆二世に対する差別と偏見にどう向き合っていくのか』という様に、具体的に3つの課題があるという事を、実際に体験された方の手記を踏まえながら説明されました。そうした中から、「国に対してきちんと健康不安に対する補償をさせる事によって、被爆二世は『第5の被爆者である』という事を認めさせていくことが大切」という事が述べられました。
また、これまでの被爆2世運動の歴史について、被爆20年が経過して若年性白血病が多発したり、結婚や就職などの差別が具体的に出されてくる中で二世運動が高まってきたことが出され、これまで国などへ交渉を重ねた結果『わずかな健康診断が行われている』ものの、依然として何の援護施策も行われていない事から、引き続き国に対して交渉を強めていくと同時に、2世の組織化を強める中から『核の問題』を社会的に広げていかなければならない事も主張されました。さらに、被爆二世の組織化がなかなか進まない現状の中で「どう運動を広げていくのか」といった課題も提起されました。また、今後福島においても同様に「被曝二世」が出てくる事が予想され、共闘の取組みの必要性も出されました。
参加者からの討論では、被爆者の方からは「二世・三世を『ヒバクシャ』と言っていいのか迷いがある」という事や「被爆者と二世との間で共闘する取組みが必要ではないか」という意見が出され、二世の方からは「実際に体験していない事を話すのはおこがましい思いがある」という思いが出されながらも「被爆した親を真近でずっと見て来ており、2世でなければ分からない事もある。そうした事も含め2世として体験してきた事を話して行きたい」という思いも出されました。また運動継承の問題について「既に身内には被爆四世が生まれており、原爆が落とされた事実も把握していない現状がある。そうした中で、孫に対して直接手紙を書くなど、まずは自分の子や孫にきちんと事実を広めていく事が必要では」ということも出されました。また、福島で起きている問題について、「まずは原発労働者や子どもの被曝問題について、きちんと援護策を求めていく取組みを福島の方と一緒に取り組んでいきたい」という事も出されました。
最後に、「被爆二世・三世が社会的にどういう立場にあるのかを明らかにしていきながら、福島の被曝問題と合わせて取組んでいく必要がある。そこから戦争のない社会をめざして闘っていこう」と全体で意思統一し終了しました。
2013年08月08日
高實康稔さんのお話
日本の植民地支配が根源となって朝鮮が南北に分断されたこと、満州国についての説明、当時朝鮮国は日本の領内であったことから、「移住」という言葉で誤魔化して強制連行を行ってきたこと、また、朝鮮人以外の被爆した外国人として中国人などがいたことなどを時系列に沿いながら説明されました。現在、長崎平和記念公園がある場所に、当時は浦上刑務支所があり、そこに収容されていた中国人32人、朝鮮人13人は全員原爆の犠牲になり、どれほど多くの在外被爆者がいたかということが語られ、その後、在外被爆者援護法とその変遷、そして戦傷病者戦没者援護法の話がありました。
カク・キフン(郭貴勲)さんのお話
郭さん自身が21歳のときに、朝鮮で大日本帝国に徴兵され、貨物列車にゆられて釜山へ行き、そこから船で広島に渡って被爆したこと。またそこで日本軍として従軍したときの様子などをお話しいただき、その後、106名の仲間の中で唯一生き残った郭さんが、韓国に帰り、国内でも差別され、同じように差別された韓国人被爆者たちも続々と死んでいく中で、日本政府と裁判で在外被爆者を認めさせる闘いを続けてきたことなどをお話されました。
韓国を出発して、日本で裁判をして、韓国に帰るときのことを「朝は被爆者じゃ無い。昼は被爆者。夜は被爆者じゃ無い。こんなことがあり得るのか。被爆者はどこにいても被爆者だ」という言葉がとても印象的でした。
チョン・テホン(鄭泰弘)さんのお話
長崎で被爆した当時、中学生だった鄭さんは長崎で在日朝鮮人家族として生活を送っていて、原爆投下当日の様子を自分の生活状態も含めて非常に詳しく話してくださいました。
鄭さんは、日本で育ったので、終戦後に釜山に「帰国」したものの、ハングルがわからずしかも中学生からハングルを覚えるのは非常に大変でお金もかかったと話されていました。鄭さんも郭さんも非常に流ちょうな日本語でお話しくださいました。聞いている側は、聞き取りやすかったのですが、両先生の日本語が流ちょうだという事実そのものは、日本軍が朝鮮の人たちに母国語を捨てさせ、日本語教育を強要した何よりの証拠であると感じました。
3名の先生からの様々なお話しを受けて、それぞれがその話を、職場や家庭などに持ち帰り、そこで議論とまで行かずとも話を広げてもらえたら良いのではということで、実行委員からのまとめとさせていただきました。
2013年08月08日
長崎第5分科会
ヒバクシャ1―学習編―世界の核被害と内部ヒバクを考える
「世界の核被害と内部被曝を考える」をテーマに、ウラン採掘に携わる人たちの現状と福島の報告から、福島の子どもたちの現状に学び、改めて「核と人類は共存できない」を確認した。
豊崎博光さん、レオナ・モルガンさんからウラン採掘の現状、福島からの報告では阿部昭比古さんから、福島の子どもたちの健康の現状と子どもたちを守っていく活動の必要性、川野浩一大会実行委員長の報告を受けた。
核兵器を製造するためのウラン採掘の段階から、多くのヒバクシャを出す。そして核兵器の使用、原発の事故で多くのヒバクシャを出す。そのような核は人類と共存することはできない。生み出されるヒバクシャに対して、私たちはどうすればいいか。そのためには、まずしっかりと核、ヒバクに対して理解を深めることが重要である。
質疑では、世界のウラン採掘の現状、ヒバクシャへの差別、世界で共闘した取り組みについての質問があった。