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原水禁大会・広島大会2日目 分科会・ひろばや国際会議で討論

   被爆70周年原水爆禁止世界大会・広島大会は8月5日の2日目に、分科会・ひろばや国際会議、子どものひろばなど、多彩な取り組みが行われ、参加者は改めて核廃絶の決意を新たにしました。   分科会は「脱原子力」「平和と核軍縮」「ヒバクシャを生まない世界に」「見て、聞いて、学ぼうヒロシマ」などの課題別に7つ開催されました、脱原子力の課題では、福島原発事故を受けて、原発再稼働問題や、原発に頼らないエネルギー政策をめざした運動について討議。明治大学名誉教授の藤井石根さんは、脱原発に備え緊要なエネルギー政策の見直しを訴え、原子力資料情報室の伴英

広島大会第7分科会「見て、聞いて、学ぼうヒロシマ-入門編」

会場: 広島市西区民文化センター2Fホール 参加者:  281人(うち原水禁広島大会初参加者がほとんど)    第7分科会では、はじめにビデオ「君たちはゲンバクを見たか」を上映し、70年前ヒロシマで起きたことを改めて映像で知るとともに、被爆の現実を学んだ。ビデオでは思わず目を背けたくなるような被害の事実を、身をもって知るとともに、被害の大きさを改めて確認することとなった。ビデオの中で被爆者の方々が被爆の悲惨さとともに、この事実を風化させず語り継いでいくこと、二度と同じ過ちを繰り返してはならないことなど、切実な思いが語られていた。  

広島大会第5分科会「ヒバクシャを生まない世界に1-世界のヒバクシャの現状と連帯のために」

報告:静岡 鈴井孝雄 講師 豊崎博光(フォトジャーナリスト) 海外ゲスト ロラン・オルダム(ポリネシア) コメンテーター兼通訳  真下俊樹(神戸市外国語大学講師) 運営委員 鈴井孝雄(静岡) 参加者 約70名 初参加 約20名 豊崎博光 氏    第5福竜丸のビキニ事件も区別が差別になった。マグロは放射能に汚染されていないか調べられたが、船員は測っていない。2万人が被爆しているが、被爆者となっていない。沖縄海域も汚染され被爆者でありながら切り捨てられた。米国でもロシアでも兵士が被爆している。中国の兵士も被ばくしていると思われるが不明で

広島大会第4分科会「平和と核軍縮2-沖縄と東北アジアの非核化への課題」

参加人数93人(うち初参加16人)    湯浅一郎さん(ピース・デポ副代表)が「沖縄と東北アジアの非核化-非核兵器地帯を柱に包括的なアプローチ-」と題して講演した。    湯浅さんは、「安倍政権の安保・軍事政策は、東北アジアの安全保障ジレンマの悪循環を拡大・深刻化させているだけであり、必要なことはその逆である。追い込まれているのは安倍政権だ。安保法制(戦争関連法案)を廃案に追い込むこと、そのことを通して、安倍政権の支持率を下げていくことが短期的な取り組みとして重要である。中期的には、「憲法9条が大事である」と言っているだけではダメで

広島大会第1分科会「脱原子力1-福島原発事故と脱原発社会の選択」

   中尾座長の開会あいさつ、小山運営委員からの分科会運営についての説明を受け、分科会に入った。   最初に伴英幸氏(原子力資料情報室共同代表)から「福島原発事故と脱原発社会の選択」をテーマに講演を受けた。   福島第一原発の現状は「汚染水の処理、最難関の溶融燃料取り出し、行き場のない事故廃棄物の処理など課題は山積している」とし、「国は40年で廃炉にすると言っているが無理。溢れる汚染されたゴミの処理についても全く決まっていない。」と報告。また、労働者被ばく緩和の動きに対しても指摘した。さらに福島県民の状況

原水爆禁止世界大会 広島大会 基調提起(藤本泰成・大会事務局長)

   核のない世界を求めて、全国からこの広島にご結集された皆さまの、熱い思いに、心から敬意を表したいと思います。基調提起の詳細に関しては、冊子をお配りしていますので、後ほど目を通していただきたいと思います。    310万人の日本人の命を失い、アジア諸国で2000万人とも言われる命を奪いながら、そして、ここ広島では、あの悲惨な原爆投下を経験しながら、しかし、戦後70年の年月を経てもなお、日本は「平和」とは何かを議論しなくてはならないのです。    安倍首相は「積極的平和主義」を標榜し、またも武力を持って「

原水禁世界大会・広島大会に3400人 被爆70年-あらためて「人類と核は共存できない」を確認

     ヒロシマというとき-被爆詩人・栗原貞子さんの詩が日本の侵略戦争の映像を背景に朗読されて、被爆70周年の原水禁世界大会・広島大会はグリーンアリーナ大アリーナ(広島県立総合体育館)に3400人の参加者を得て始まりました、第17代高校生平和大使だった中村祐理さんの司会で進行されました。犠牲者への黙とう後、主催者あいさつに立った川野浩一・大会実行委員長(原水禁議長)はヒロシマやナガサキの被爆についての認識が風化している問題点を指摘、被爆者がかかえた問題がいまなお多大にあることに加え、安倍内閣による戦争法案制定の動きを強く批判、核兵器廃絶と戦争法

被爆70周年原水爆禁止世界大会が福島・いわきから始まる

福島原発事故を忘れず、核廃絶・脱原発を確認 被爆70周年原水爆禁止世界大会の福島大会が8月1日、いわき市の平中央公園で開催され、福島や東北各県をはじめ、全国各地から850人が参加しました。2011年3月の東京電力福島第1原発事故を機に、毎年福島で開催されて5回目の今年は、事故の避難者が多く暮らすいわき市で初めて開かれました。(写真左) 原爆や東日本大震災の犠牲者などに黙とうをささげた後、主催者を代表し、川野浩一・大会実行委員長(原水禁議長)は、自ら長崎で被爆した経験をもとに「国家による原発被害に対する補償を明確にさせなければならない」と指摘、さらに「事故にも関わらず原発再稼働をめざし、さらに戦