新着情報

【67大会・報告】長崎第6分科会/ヒバクシャ2―学習編「日本の戦争責任と在外被爆者問題を考える」

会場 長崎市「自治労会館」講師 高實康稔さん(岡まさはる記念館理事長、長崎大学名誉教授)海外ゲスト カク・キフンさん(元韓国原爆被害者協会会長)        チャン・テホンさん(韓国原爆被害者協会釜山支部)質疑・討論韓国から参加(若い方):日本の被爆者と在外被爆者とが連帯した運動・活動について教えてほしい。 カクさん:他の被爆者団体と協力した運動は少ない。     日本においては、韓国人に対する援護の拡充については、運動が広がりにくい状況にある。     韓国政府からは、私(郭)の運動にたいして勲章が授与された。赤十字からも評価されている。チャンさん:大規模ではないが、長崎と釜山の学生により

【67大会・報告】長崎第5分科会/ヒバクシャ1―学習編「世界の核被害と内部ヒバクを考える」

会場 長崎市「NBC別館3Fビデオホール」講師 豊崎博光さん(フォトジャーナリスト)    瀬川嘉之さん(高木学校)海外ゲスト アントン・ブドビチェンコさん(ロシア/NGO「チェルノブイリの子どもたちのために」) 第5分科会は、「世界の核被害と内部ヒバクを考える」をテーマに、フォトジャーナリストの豊崎泰光さんからは、1940年から始められた人類初の米国によるマンハッタン計画(原爆製造計画)以降の核被害の現状として、ウラン鉱石の採掘に伴い、初めての核被害の犠牲者が先住民族であったことや、その後、世界各国における核被害の実態、とりわけ初の核爆発実験(長崎に投下されたものと同じ)では55km先の牛の

【67大会・報告】長崎第4分科会/平和と核軍縮―交流・討論編「東北アジアの非核化と日本の安全保障政策」

会場 長崎市「県教育文化会館」講師 前田哲男さん(軍事評論家)    田巻一彦さん(ピースデポ副代表)海外ゲスト ポール・マーティンさん(米国/ピースアクション組織化・政策担当ディレクター)        スヨルさん(韓国/社会進歩連帯) 第4分科会は、核密約・核の傘・非核三原則、沖縄米軍基地のありかたなどについて学習・討論を行った。 4人の報告者からは三つの主な論点について語られた。一つ目は核兵器廃絶に向けた米を中心とする国際情勢については、「核兵器のない世界をめざす」としたオバマ米大統領は、緊縮財政の中で国防予算の削減にも実施したが、核関連予算は保守勢力(国防省等)の抵抗により、依然聖域化

【67大会・報告】長崎第3分科会/脱原子力3―学習編「脱原発に向けたエネルギー政策の展開」

会場:長崎市「長崎新聞文化ホール」講師:藤井石根明治大学名誉教授討論の要点と特徴 冒頭、講師の方より「被爆体験者訴訟の問題は、これから福島においても同様の問題が多数出てくるのではないか。」という指摘があり、「放射能は、北海道・九州以外の日本中に拡散されている。まずは1人一人が『どれだけ被曝しているのか』把握することが大切」そして、「これから汚染された中で生活していく事を考えると、おのずと『脱原発ありき』で考えていくべき。」といった提起が行われました。 一方で「電気が足りない」ということや、「レントゲンと同程度の被曝」ということも宣伝されていますが、これについても「省エネや電気の融通で今まで足り

【67大会・報告】長崎第2分科会/脱原子力2―学習・交流編「地震と原発そして再稼動問題」

 会場 長崎新聞文化ホール3F講師 西尾漠さん(原子力資料情報室共同代表)討論の要点と特徴講演及び各地域報告を終えた後、参加者からの質問を通して、主に以下の討論が行われた。(1)要点政府が定める放射線の安全基準をどう捉えればいいのか。たとえば、食品(学校給食)をはじめ日常生活で必要となるものに対する安全基準が本当に人体に健康被害をもたらさないのか。原発事故後の原発立地地域における原発政策に対する住民の反応と労働組合をはじめとする団体の取り組み状況(佐賀県、鹿児島県、福井県、静岡県、愛媛県)。政府や電力会社が試算するエネルギーコスト(原発や自然エネルギー)は実際の研究では、どう評価され

【67大会・報告】長崎第1分科会/脱原子力1―学習・討論編―福島原発事故と脱原発社会の選択

脱原発社会の実現に必要なのは、脱原発への意思である。(ベーベル・ヘーン)脱原発は民主主義の回復だ(鎌田慧)脱原発、反原発への決意が固まった第一分科会会場 長崎ブリック・ホール講師 鎌田慧さん(ルポライター)海外ゲスト ベーベル・ヘーンさん(ドイツ・緑の党) 9時30分から長崎ブリックホール国際会議場で、第1分科会「原子力1学習・討議編‐福島原発事故と脱原発社会の選択」が500名の参加で行われました。集会運営は座長である長崎市市会議員の池田章子さん、日教組の平野忠司さんによっておこなわれました。 まず、さようなら原発1000万人アクションの呼びかけ人でもある鎌田慧さんとドイツの緑の党連邦議員であ

ビデオ報告 原水爆禁止世界大会・長崎大会2日目(分科会等)

2012年8月8日に開かれた「被爆67周年原水禁世界大会・長崎大会」第2日目は、分科会やひろば、フィールドワークに分かれて、討議や学習、交流を行いました。その内容をビデオにまとめました。(約9分)

温家宝首相に罷免要求(中国)

中国の温家宝首相が「憲法に違反し社会主義経済の基礎を転覆している」と、約1600人以上の保守派老幹部や学者ら署名し、罷免を要求する文書が共産党中央委員会に送られていたことが明らかに。

報告 被爆67周年原水禁世界大会・長崎大会が始まる(第1日目)

   「被爆67周年原水爆禁止世界大会」は8月7日から長崎大会が開かれ、「オスプレイ配備と原発再稼働は許さない!脱原発!脱基地!ナガサキ集会」からスタートしました。福島原発が収束しない中で大飯原発の再稼働が強行され、さらにアメリカの海兵隊が沖縄・普天間基地に危険なオスプレイが配備されようとしていることに反対して、長崎へ原爆が投下された爆心地公園で開催されました。(写真左) 福島県平和フォーラムの五十嵐史郎代表は「福島県の半分以上は放射線管理区域以上に汚染されてしまった。この経験を脱原発運動でいかしてほしい」と訴えました。さらに沖縄からは、屋良チエミ宜野湾市議会議員が駆けつけ